歩行障害との闘い 2

前回は不調に至った経緯及びオーバートレーニング症候群と診断され、ランニングを完全に中止したところまで話しました。
以前はスタミナにはかなりの自信があり、足のバネを使ってかなりのスピードで走り続けることが出来ました。
それが不調が出てからは足のバネが全くなくなった感じで、走ろうとしても全然進まずにただ大腿四頭筋が異常に疲労してしまうという状況でした。
それはランニングだけに及ばず、歩行の際も腰が曲がってしまい、走る時程ではないにせよ大腿四頭筋の疲労は強く感じていました。

1年後(トレーニング試行)

ランニングを中止して1年経った時、相変わらず歩行も辛いという状況が続いていたのですが、もうそろそろいいのではないかという思いもあり、ジョギングを再開してみることにしました。

以前はほぼ毎日走っていたのですが、この時は走り終えると足に疲労が残っている感じがあったため、1日もしくは2日開けて計5・6回走りました。
最初は1年振りのジョギングということで心肺機能も落ちており、2・3回目は向上が見られたのですが、全く以前の感じからは程遠いところで停滞してしまいました。
またそれ以上に大腿四頭筋の異常な疲労を強く感じ、再開にはまだ時期が早いと判断し、再度ランニングのトレーニングを中止しました。

オーバートレーニング症候群が1年続くことはまれだと思いますが、完治するまでに数年かかった人もいることを知っていたので、ここで無理をすると更に治るのが遅くなるのではないかという判断でした。

2年後(再受診)

2年経っても症状は相変わらずでした。
ここに至るまで色々ネットで情報を調べたりはしていたのですが、中々自分と同じような状況の人はおらず、決定的な情報を得るには至っていませんでした。
ただ2年経っても変わらないのは流石におかしいと思い、オーバートレーニング症候群を診れるスポーツ内科がある病院に受診しに行きました。

まずそこで自分はオーバートレーニング症候群ではないと明言されました。
理由としては、自分はウェイトトレーニングは続けていたのですが、オーバートレーニング症候群であればウェイトトレーニング等を続けることは出来ないということでした。
そこで自分の症状から考えられる病名を上げられ、それを調べてみましょうということになりました。

その病院はスポーツ外科も併設していたので、内科的に動脈硬化と外科的に脊柱管狭窄症をMRIやCT検査を行い診てもらいました。



しかし結果はどちらも陰性で、結局原因不明ということになりました。
ただ医師とも相談したのですが、原因がないということでトレーニングを再開して様子をみるということになりました。

トレーニング再開

症状が出てからも1年近く走っていたため、それを含めるとほぼ3年間まともなランニングトレーニングをしていなかったので、再開した時はかなりきつかったです。
相変わらず腰が曲がり、大腿四頭筋が異常に疲労するという症状は出ていました。
以前はジョギングペースでもキロ5分を切っていたのですが、その時はキロ7~8分しか出せなかったですし、それでもかなりきつかったです。

最初は7~8kmをジョギングするということをしていたのですが、オーバートレーニング症候群から復帰した人の記事を見ると、最初はウォーキングのみから入り、次にウォーキング-ジョギング-ウォーキングにして、ジョギングの距離を徐々に延ばしていくという方法がいいと書いてありました。
なので自分もその通りウォーキングのみから始めることにしました。

2週間位ウォーキングのみのメニューを続け、次の段階として自宅から2km位のところにある公園までウォーキングし、公園をジョギングして、またウォーキングで自宅に戻るというメニューに変更しました。
最初の内はキロ7分位で1kmジョギングするのがやっとだったのですが、そのうち徐々に距離やタイムも伸びていき、キロ5’20″で1.5kmを2周出来るところまでいけるようになりました。
ただ大腿四頭筋の異常な疲労はずっと続いていました。
それがなければ本来1kmは3分前半で走れる人間なので、辛いながらに頑張ってやっと1kmを走るという感じでした。

確実に向上してきているのを実感していたのですが、それまでで1番良いタイムが出た次のトレーニングの日、いきなり300m位で異常に大腿四頭筋の疲労が高まって、全く走れなくなりました。
その頃は間に休息日を取って週2~3日走っていたのですが、その日以降1kmさえ走れないという状況が続きました。
トレーニングの間隔をもっと空けたり色々試してみたのですが、結局たった1km走り続けるというところにさえ回復しませんでした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました