1週間前にLinuC-1の101試験に合格しました。
自分は2018年8月末の時点でLPIC-3まで持っていたので、LinuC-3の認定も一応持っているのですが、実際は受験していないですし有意性も切れていたため、今回改めて受験することにしました。
試験の概要
LinuCレベル1は、仮想環境を含むLinuxシステムの基本操作とシステム管理が行える技術者を認定する資格試験です。
101の試験範囲は以下のようになっています。
- Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用
- ファイル・ディレクトリの操作と管理
- GNUとUnixのコマンド
- リポジトリとパッケージ管理
- ハードウェア、ディスク、パーティション、ファイルシステム
問題数 | 約60問 |
合格スコア | 480点(スコアレポートに記載の合格基準) |
出題形式 | マウスによる選択/キーボード入力問題 |
試験方法 | CBT(Computer Based Testing)形式 |
試験時間 | 90分(試験85分+アンケート5分) |
受験料 | 16,500円 |
なおレベル1を取得するには101試験と102試験の2試験に合格する必要があります。
試験対策
自分のスペック
・Linuxについてはたまに業務で使用する
・2018年8月末にLPIC-3を持っていたため一応LinuC-3の認定も所持しているが、有意性は4年前に切れている
・昨年末に有意性の切れたLPIC-1を再取得
プロフィール
今回試験対策としてはPing-tを使用しました。
Ping-tの101試験の問題については無料で使うことができます。
ただし102試験については有料のため、Ping-tでレベル1を取得するには有料プランを契約する必要があります。
またPing-tのLPIC/LinuCの問題には選択問題に対応した最強WEB問題集と、キーボード入力問題に対応したコマ問の2種類があります。
キーボード入力問題についてはLinuxのコマンドやオプション、パス等をキーボードから文字入力するのですが、色々な方の合格体験記を見る限り簡単な問題しか出ないという話なので、コマ問については一切やりませんでした。
昨年末にLPIC-1を受験した際は、当時毎日22時まで残業するような状況だったので、評判の良かったスピマスを使用しました。
スピマスについてはLinuC-1版も出ていますが、今回スピマスは購入しませんでした。
勉強期間は1週間で、最後の2日間で最強WEB問題集の模試を10回以上行いましたが、いずれも8割から9割程度の正解率でした。
感想
昨年末にLPIC-1を取得しての受験でしたが、実際のところ1から勉強するのと同じくらいの労力がかかりました。
というのもLPIC-1についてはスピマスの問題を覚えるだけで合格できるため、資格を取得するということは結構簡単に出来てしまいます。
ただしスピマスの問題を覚えるということだけで合格した場合、当然ながらLinuxに対する業務能力や知識は何ら向上しません。
資格試験を受験する理由というのは人それぞれだと思いますが、その中にLinuxを使えるようになりたいという理由も含まれているのなら、スピマスの問題を覚えるだけという試験対策はすべきではありません。
今回自分はPing-tのみで勉強しましたが、解説もしっかりしているので、Linuxの基礎知識がある人ならPing-tのみで十分合格可能です。
また実際の試験でPing-tと同じ問題は出ないと分かっていたので、解説部分を読み込んで内容を理解するように努めました。
その甲斐あってかLinuxに対する知識は確実に向上した実感があります。
実際の試験ではPing-tだけでは対応できない問題も何問か出題されましたが、8割程度は得点出来ていました。
多くの人がPing-tの合格体験記で述べている通り、模試でコンスタントに8割~9割取れるようになったら、レベル1に関しては割と楽勝だと思います。
またキーボード入力問題は6問出題されましたが、いずれもPing-tの最強WEB問題集をやっていれば分かるような内容で、少なくとも5問は正解していたと思います。
タイパを考えるとコマ問は、やはりやる必要ないかなと思います。
ちなみですがスピマスだけで合格というのはLPIC-1の話で、LinuC-1のスピマスではレビューを見る限りそのようなことはないと思います。(LPIC/LinuCレベル2のスピマスに関しても)
ただ評判は悪くないので、スピマスを教材に加えるのもありだとは思います。
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