今週の月曜日にCiscoのCCNAを受験しました。
前々よりCCNAは取りたい思っていたのですが、今回やっと取得することが出来ました。
試験の概要
CCNAでは次に挙げる事項に関する受験者の知識とスキルが問われます。
- ネットワークの基礎
- ネットワーク アクセス
- IP コネクティビティ
- IP サービス
- セキュリティの基礎
- 自動化とプログラマビリティ
問題数 | 100問程度 |
合格スコア | 1000点中約850点(実際には7割以下?) |
出題形式 | 選択問題、ドラッグアンドドロップ問題、シミュレーション問題 |
試験方法 | CBT(Computer Based Testing)形式 |
試験時間 | 120分 |
受験料 | 46,860円(税込) |
試験対策
受験時の自分のスペック
・ネスぺについては15年近く前に取得
・最近では2年前にCompTIAのNetwork+を取得
・自分は開発系のエンジニアなので、普段ネットワークのスキルを使用するような業務はない
(プロフィール)
一応ネスぺ持ちなんですが、IPv6は当時まだ出題されていなかったと思いますし、STPやOSPFとかも表面的な知識しか持っていませんでした。(ネスぺは記述問題が得意だとテクニカルにそれ程強くなくても取得出来る)
なので今回これらの勉強がしっかり出来たのは良かったと思います。
試験対策としてはPing-tの問題集を使用しました。
元々CCNAとCCNP受験のために長期でプレミアムプランに契約していたため、やっと今回の受験で半分の目的を達成出来ました。
まあその間LinuCとLPICの問題集を活用出来たので、十分過ぎるほど元は取れていると思います。
またCCNA受験者の間で有名な教材として、以下の白本とUdemyの講座(ウズカレ)というものがあります。
白本についてはKindle版を以前定価で購入しており、ウズカレについても自分はフリーランス協会さんのUdemy for IBM SkillsBuildを利用させて頂いているので視聴することは出来たのですが、結局どちらも使用しませんでした。
自分は出題範囲のネットワークに関してそれ程専門的な知識を持ってはいなかったのですが、それでもPing-tの問題集から始めるのが効率的であるということが、LPICやLinuCの受験を通じて分かっていたからです。
お高い白本を購入していたのに使わなかったのは勿体ない話ですが、効率を優先させました。
今回の勉強期間は3週間ちょっとで、自分の今までのIT系資格の勉強期間では最長になりました。
今まで自分は情報処理試験の高度試験やCISSP等も全て3週間の勉強で合格していたのですが(高度は2回目で合格した試験もあり)、今回はアソシエイトレベルの試験ではありますが、受験するまでにかなりかかりました。
とは言っても高度試験やCISSPを受験していた頃は、平日4時間土日祝日は8時間以上勉強していました。
当時は基本的に半年に1度の試験勉強で本当に集中して勉強していましたので、3週間で合計110時間以上は勉強していました。
今はずっと勉強を継続していることもありそれ程の集中力は発揮出来ず、期間的には同じ3週間でも時間的には当時の半分以下の勉強時間だった気がします。
実際の勉強についてですが、現在Ping-tの問題集は1600問近くあります。
当初はアソシエイトレベルだしこの分量なら2週間くらいで受験かと考えていたのですが、想像の倍近くの時間がかかりました。
何故こんなに時間がかかったかというと、元々覚える分量が非常に多いということと、図を見て考えて解く問題が非常に多いというのが理由です。
単なる文章問題のみなら覚えればサクサク問題を解けますが、図を見て解く問題はじっくり考える必要があるため、答えを導くのに非常に時間がかかります。
結局全ての問題を2周して、3周目はピックアップ問題のみをやりました。
ピックアップ問題は特に重要とされている問題で、現在900問程度がピックアップ問題になっています。
また試験前日にはPacket Tracerを触って、シミュレーション問題対策をしました。
後述するようにシミュレーション問題を捨てても合格はすると思いますが、シミュレーション問題を解くのなら、前もってPacket Tracerを触って操作性等を確認しておくべきだと思います。
感想
実は今回受験するまでに2回リスケしました。
当初は2週間で受験するつもりでしたが、1週間勉強したあたりでとても無理だと思い、受験日を1週間先に変更しました。
更に土曜の昼に受験予定だったのを、直前になって土日しっかり勉強しないと合格は難しいと感じ、最終的に月曜日の仕事終わりに受験することにしました。
勉強を始めた当初は、CCNAはアソシエイトレベルの試験なのに何故こんなに覚えることが多くて難しいのかということをずっと感じていました。
ただPing-tの問題集より実際の試験問題はずっと簡単なのかもしれないということを、勉強期間の半分を過ぎたあたりから思うようになっていました。
そうでなければ、とてもアソシエイトレベルの試験とは言えないからです。
実際に受験してみて、その考えが正しかったということが分かりました。
Ping-tの合格体験記で他の人も言っていますが、実際の試験問題は結構簡単です。
また頻出分野も決まっていて、頻出分野以外はそれ程深く覚えていなくても十分に合格点は取れると思います。(頻出分野とシミュレーション問題で何が出題されるかは、Ping-tの合格体験記に載っています)
シミュレーション問題も自分は5~6割の出来だったと思うのですが、今回それ程問題集の仕上げが出来ていなかったにも関わらず全体で9割近く取れていたので、シミュレーション問題の配点はそれ程高くないかもしれないという印象を受けました。
なのでネットワークに一通り知識がある人なら、Ping-tのピックアップ問題のみに絞って頻出分野でない細かいところは流す感じで勉強すれば、2週間位で合格は可能だと思います。(それ位の難易度でした)
最後に試験情報を載せておきます。
自分の場合問題数は85問でシミュレーション問題は3問でした。
他の人の合格体験記ではシミュレーション問題は全て前半で出てきたという人もいましたが、自分の場合全て後半で出て来ました。
最終的に10分ほど時間が残りましたが、時間に余裕がないということはなかったです。
全然考えても分からないという問題は4~5問程度で、後は全てPing-tの問題集で対応出来る問題でした。
シミュレーション問題はそれ以外の問題をしっかり解けるなら、捨てても全然合格すると思います。(Ping-tの合格体験記で公表されているスコアレポートを見る限り)
ただ全部捨ててしまうのは勿体ないので、自分は部分点狙いで取りにいきました。
1つの問題で幾つかの設定をするように指示されるので、分かる範囲で設定すれば部分点は貰えるようです。
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