一昨日Oracle Java Silver SE 17(Oracle Java SE 17 Programmer I)試験を受けて合格しました。
SE11のGoldは1年半位前に取得していたのですが、今回SE17バージョンが出たということで受験してみました。
ちなみにOracleの資格紹介ページでは「Oracle Certified Java Programmer, Silver SE 17 – Available only in Japan」となっているので、この資格は日本独自の資格みたいです。
試験の概要
この資格はJavaアプリケーション開発に必要とされる基本的なプログラミング知識を有し、上級者の指導のもとで開発作業を行うことができる開発初心者向け資格です。日常的なプログラミング・スキルだけでなく、さまざまなプロジェクトで発生する状況への対応能力も評価することを目的としています。
問題数 | 60問 |
合格スコア | 65% |
出題形式 | 選択問題 |
試験方法 | CBT(Computer Based Testing)形式 |
試験時間 | 90分 |
受験料 | ¥37,730 |
試験対策
自分のスペック
・業務でJavaは保守案件でたまに使うが、ほぼ使用したことがない
・Java Gold SE 11は1年半前に取得済み(プロフィール)
試験対策としては翔泳社の「オラクル認定資格教科書 Javaプログラマ Silver SE17」(通称紫本)を使用しました。
というか2024年5月の時点ではこの紫本しか対策本が出ていないので、現状ではこれ1択です。
今回勉強期間は2週間とりました。
いつもならこのボリュームであれば1週間程度で仕上げるのですが、日々の勉強時間を余りとれなかったため、期間的には長くなってしまいました。
やり方としては、紫本には2つの模擬試験(1つはダウンロード)と章末問題が付いているのですが、それらを何度も繰り返し解きました。
というのもSE11の話ですが、黒本ではかなり掲載されている問題と同じような問題が出題されていたのですが、この本のレビュー(SE11等の)を見る限りそのような印象を受けなかったので、基本的に同じ問題は出ないのではないかと思ったからです。
またOracle Javaの試験に関しては、PythonやPHP試験と違いかなり引っ掛けぽい問題も出るので、その着眼点を養うために何度も問題を繰り返し、こういう引っ掛け方をしてくるという見方が即座に出来るように練習しました。
感想
正直思っていたより難しかったです。
自分は開発エンジニアなので、普段からプログラミング業務をしており、何だかんだ言っても楽勝だろうと考えていたのですが、結構苦戦しました。
1番の要因は時間のなさです。
この試験は90分の中で60問回答する必要があります。
平均1.5分で1問解く必要があるのですが、提示されたコードを読まないといけない問題も結構出題されます。
それ程時間をかけないで答えられる知識問題も出ますが、それにしてもかなり厳しいです。
自分の場合ラスト2問で5分弱あったので間に合ったと思ったのですが、ラスト2問目で少し引っ掛かって時間を使ってしまい、ラストの問題は1分ちょっとしかない中でコードを読まなければ解けない問題で、取り敢えずマークだけしてコードを読んでいたのですが、コードを理解する前に時間切れになってしまいました。(後から考えると自分の選んだ選択肢はどう考えても不正解でした)
また黒本だと前述の通り掲載問題と同じような問題が結構出題されていたのですが、紫本に関しては多分1問も同じ問題は出ていないと思います。
結論としてJavaの言語仕様に精通していて知識問題で得点を稼げる人でなければ、この試験は結構難しいかもしれません。
ただ紫本の模擬試験・章末問題含めた全ての問題を、引っ掛け的な問題の対応も含めて完全に習得すれば、ある程度の余裕を持って合格点は取れると思います。
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