自分は30代半ばから約20年間頸椎症に悩まされてきました。
しかし現在は、何もしなくてもほぼ症状は出なくなりました。
同じような症状に悩んでいる方もいると思いますので、今回はどのようにして症状が改善したのかを話したいと思います。
始まり
頚椎症の発症は、突然やってきました。
ある朝起きると、左側の肩甲骨の更に深い部分にかなり深刻な痛みがあり、左手に痺れもありました。
頚椎症になったことがある人なら分かると思いますが、それはどんな姿勢をとっても辛く、非常に耐えがたい痛みでした。
すぐさま医者に診てもらいましたが、頚椎症という診断を受け、痛み止めの薬と牽引の処方を受けました。
ここで言う牽引とは以下のようなものです。
頚椎牽引では、頭部の頚椎へかかる荷重を軽減させます。頚椎を引っ張ることにより、狭くなった骨の間隔を拡げ神経根や椎間板への圧力を軽減させ痛みを緩和させます。また、椎間板などの軟部組織の血行不良改善や硬直した筋肉の緩和などの作用もあります。
痛み止めの薬については全く効果を感じませんでしたが、牽引を行うと少し楽になったような感じはありました。
確か1週間程度で痛みは全く感じなくなったと記憶しています。
2度目の発症
牽引は週3回くらい行うように処方されていたので、痛みがなくなってからも暫く通っていました。
しかし2か月程度過ぎた頃に、「もういいだろう」と自分で勝手に判断して牽引に行くのを止めてしまいました。
それから1か月後、2度目の激痛に見舞われました。
その後の顛末は1度目と同じだったのですが、そのことがあって以来、十数年の間ずっと週2~3回牽引に通い続けました。
そのかいあってか少し調子が悪い程度のことは良くあったのですが、大きな痛みが出ることは殆どありませんでした。
公務員退職後
公務員の時は職場に牽引のマシンと理学療法士の方がいらっしゃったのでずっと継続的に牽引を実施出来たのですが、退職後はそういうわけにもいかず、当初は土曜日のみ牽引を行っていました。
しかし半年後に引っ越しをしてからは、牽引に通うのを止めてしまっていました。
それから1年後に割と大き目な痛みが出たので、職場の近くの病院に、昼休みや退勤後に通って牽引を行うようになりました。
過去最大の痛み
それから半年くらい経った頃、朝起きると今まで感じたことのない程の激痛を左肩甲骨の裏側辺りに感じました。
左の腕にも痛みがあり、左の小指薬指は麻痺している状態でした。
通勤電車では地獄のような痛みを感じながらも出社し、昼休みにいつものかかりつけの病院に診てもらいに行きました。
そこで神経ブロック注射を行ってくれる病院を紹介され、その日のうちに予約を取りに行きました。
しかし予約が取れたのが3日後で、その3日間は正に地獄のような痛みとの戦いの日々でした。
いつものかかりつけの病院では、非常に効くという痛み止めを処方されていたのですが、全く効果はありませんでした。
また牽引も受けてみたのですが、この時は牽引で症状が改善されることはなく、寧ろ痛みを感じたので途中で中止しました。
<後編に続く>
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